【モーターボート記念】
SG競走の一つ。前年の優勝者、前年の賞金王決定戦優勝戦出場者、その年のオーシャンカップ優勝者、開催場以外の23場からの推薦選手、開催施行者の希望選手が出場する。

推薦基準は大きく分けて、3パターンがある。
1.年間勝率1位
2.将来性を評価
3.功労を評価
たとえば、SGクラスのスター選手を数多く抱える競艇場の場合、競艇場推薦では1人しか送り込めない。地元のスター選手を1人でも多くMB記念へ送り込むために、開催施行者希望で出場させてもらうわけである。一方、そういった人脈のない競艇場では、公正を期すために年間勝率に頼った選考方法になる。これが1に該当する。
2は若手を育成する目的がある。新鋭王座決定戦を翌年に控えたような競艇場は、新鋭枠の選手を送り込む。新鋭王座決定戦には「前年のSG出場経験者」の優先出場枠がある。SG出場経験なしに出場するので、成績の方は芳しくない。
3は地元のベテランスター選手に該当する。知名度だけはあるが、成績が伴っているか疑問が残る選手も出てくる。
開催施行者希望枠は、こちらも地元選手を1人でも多くSGに出したい。したがって、成績が伴わない選手が出てくる。

舟券を買うのに参考にしてください


実力差が大きいSG

8月に発表されたダービー出場のボーダー勝率は7.27。
MB記念の競艇場推薦は23人だが、そのうちの11人がダービーに出場できない。開催施行者希望は22人中10人がダービーに出場できない。MB記念ではスタートが不揃いになることがありそう。
競艇場推薦で年間勝率が7.27未満
平石和男・中野次郎・村田修次・石川真二・間嶋仁志・濱村芳宏・平田忠則・川上剛・篠崎元志・三井所尊春・石橋道友
開催施行者希望で年間勝率が7.27未満
上瀧和則・宮武英司・三嶌誠司・秋山広一・阿波勝哉・重成一人・笠原亮・森高一真・岡崎恭裕・平山智加

モーター性能差大きい
1年近く使用したモーターで、性能差は大きい。
ダービー勝率をクリアできないような選手が、2連率30%未満のモーターを引くと、上位進出の希望は・・・

荒れる要素
新・進入ルール後の丸亀の1コース1着率は34%と、全国平均を下回るようになってきた。7月に入ってからは3連単で10万円台の払戻金が2回も飛び出している。
モーター相場のつかめない初日は「荒れる」ことを前提にした舟券作戦を立てた方が良い。
「捲りの外は宝の山」という競艇格言がある。スタートが不揃いになると想定されるレースでは、捲る選手から外への流し買いと、捲り屋をマークして差す選手からの流し買いで高配当を狙い打ちする。荒れるレースの条件を満たしていないなら、そのときは1号艇のイン逃げを想定した舟券作戦を立てていきましょう。

モーター
順位 番号 2連率 勝率 ワンポイント・チェック
1 5 48.6% 6.50 4月から3連続V。出足関係が強烈
2 43 48.4% 6.15 Wエースの一角。調整合えば鬼足に
3 35 46.9% 6.03 伸びよりも回ってからの出足が抜群
4 24 45.6% 5.78 春以降に急上昇。バランス型の好足
5 51 43.8% 5.79 数字ほどの印象はない。乗り手次第
6 22 42.9% 5.69 出足型。大崩れするシーンは少ない
7 52 42.0% 5.80 目立つ足はないが、全体に中堅上位
8 50 41.6% 5.63 出足と回り足が○。競り合いに強い
9 13 41.2% 5.93 完全な伸び型。成績もピンロク傾向
10 20 40.8% 5.59 伸びは強力ムード。出足がカギに…
11 21 40.7% 5.70 苦戦も多いが乗り手次第では上位に
12 32 38.8% 5.55 常に中堅上位はキープ。上位とは差
13 49 38.3% 5.60 回り足がスムーズ。伸びつけば怖い
14 9 38.1% 5.50 優出は多いが、乗り手に恵まれた感
15 14 37.7% 5.73 悪くないがどの足も平均的なレベル
16 59 37.5% 5.64 近況は下降線。数字ほどの動きは…
17 46 37.4% 5.76 調整合えば強力。スタート後伸びる
18 11 36.9% 5.47 好バランスに仕上がる。安定感あり
19 60 36.4% 5.58 大崩れはないが、爆発力には欠ける
20 57 36.3% 5.30 インパクトに欠ける。全体に中の上
●丸亀競艇は減音型モーターを使用しています。